私の性格はすっかり暗くなっていました。父に対する恨みと憎しみの気持ちは、増大していきました。
戦争によって、横浜の市街は、見渡す限り焼け野原と化しました。やがて、バラック仕立ての粗末な建物が次々と立ち並び、復興していきました。映画館も建ちました。
友達が、家族と連れだって映画館に入って行く姿を見ると、悲しみで一杯になりました。ねたましさのあまり、米軍払い下げのズックの靴に、石ころをいっぱい詰め込み、高い崖の上から、映画館のトタン屋根めがけて次から次へと投げつけました。驚いた観客は外へ飛び出し、責任者は、どなりながら崖を登って来ます。私は飛び去るように裏山に逃げました。
聖書との出会い
高校3年の頃、だれに勧められたわけでもないのに、無性に聖書を読んでみたいと思うようになりました。さっそく、近くの古本屋に行って、聖書を探して読みました。
私は聖書を手にした日から、毎日むさぼるように読みました。どこを読んでも興味がありました。こうして、聖書との出会いを契機に、私の新しい人生の旅路が始まりました。
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